2005年07月29日

アンジェニューの悦楽

もうどれくらいアンジェニューを集めただろうと思うことがある。

IMG_1003.jpg

二眼レフ、35mm(M42)、28mm(M42)、35-70(Nikon Ai)、70-710(Nikon Ai)、そして69のスプリングカメラのアンジェニュー(M42ベローズ付き)。これで全てです。ズームの方の値段は、思い出さない方が精神衛生上良さそう。なぜって、クラカメバブルの時期に買い集めたものだから、当然すごい相場でした。

上の椅子を撮ったのは28mm(M42)で、キヤノンD60。F3.5という制約もあってEOSデジタルでピントを合わせるのは難しいレンズ。でも発色は素晴らしい。

下のアーティクルで、私はデジタルはすっきりと奇麗な絵が撮れることが不自然に思えるという趣旨のコメントを書いたことがある。何かが写っていないのではないかとさえ思えることがある。しかし、考えてみればフィルムはカラーバランスに偏りがある。その偏りの部分を楽しむこともフィルム写真の面白さだったと言えると思う。デジタルは、偏りが少ないためにあっさりとした当たり前の絵になりやすい。物足りなさのひとつはここにあるのでしょう。黒白でもトーンカーブがフィルムの種類、現像処理によって変わるし、色に対する感光特性も加わって、作者の作風が築かれていたのだろうと思う。テクニカルパンでポートレートを撮ると唇が白く写る。シミやそばかすも薄くなる。赤外線域にも感光特性を備えたフィルムだったからで、私なんかは好きだったけれど、嫌いな人もおられました。

でもデジタルの物足りなさの原因はそれだけじゃないような気がします。ローパスフィルタを使って像をぼかして、さらにアンシャープ処理する過程でも繊細な情報は失われているかもしれません。他にも画質や情報量を操作する要因はいくつか思い当たるのですが、技術者でもないし、ユーザとして結果責任主義で考えていいのだろうと思います。そしてフィルムの泥臭さというか人間くささを伴った個性が好きだったんだということに気づかされることになります。

デジタルで欲求不満を感じることがあったら、騙されたと思ってフィルムでお遊びになってみられるとあの感動がよみがえりますよ。
posted by みお at 02:03| 福岡 ☁| Comment(7) | TrackBack(1) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

男池-ハリアナバージョン-

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ZERO69


こちらは春の朝に撮ったもので画面に太陽が入ったのですが、状況によって全然違う絵になるものです。カメラのアングルも違うわけですけれど。ファインダーのないカメラでそのときどきの気分で構図を決めるとこんなにも違ってしまう。これはこれで良いとは思うのですけれどもね。
posted by みお at 07:24| 福岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | 針穴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

男池-ハリアナバージョン-

kurodake.jpg

ZERO69

最近フィルム現像できないほど忙しいので、フィルムをイルフォードのXP2にし、感度200で撮ってみたのですが、シャドーはすっかり抜けておりました。生産を打ち切られたコダックのT400cnの方が使いやすいです。

赤外線バージョンはhttp://slowphoto.seesaa.net/article/5168385.html
posted by みお at 06:52| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 針穴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月24日

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笹の葉です。これもマクロプラナー60/2.8 + EOS350Dです。フォトショップがCSのままでアップグレードしていないので、キヤノンのRAW現像ソフトを使用してみましたが、キヤノンさんはまだマルチウィンドウになれておられないようで不便です。CSをCS2にアップグレードしたいのですが、私の場合アドビCSプレミアムなので、料金が馬鹿にならないのです。C1-Proで現像するとファイルがでかくなるというか、正確には作業用のファイルがたくさん作られるので困ったものです。贅沢な悩みなんですが。。(笑)。
posted by みお at 16:57| 福岡 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | デジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫家族



運動公園で見かけた猫家族。どの猫もそっくりですが、一番小さな後ろのヤツが可愛い。
マクロプラナー60/2.8は、デジタルでもトップクラスの描写をします。所詮ズームはズーム、隅々まで破綻のない描写は単焦点でなければ難しいのですが、一部の大口径ズームのなかにはそこそこいけるものもないわけではありません。

カメラはKiss DNですが、20Dの後継機は機能だけでなく画質でも明確にKissと差別化しなければ駄目でしょうね。D100やist Dなどの中間クラスの画質をなんとかしなければ、ユーザは廉価モデルしか買わないという図式が出来上がったような気がします。
posted by みお at 02:12| 福岡 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | デジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

モノクロ印画紙が消え行くなかで

DSC_5201.jpg


さっさとモノクロをやめてしまうとか、デジプリに移行するとか、フィルムカメラを処分するとか、いろいろな方がおられるようです。それぞれの考え方に異議を唱えるつもりはありませんが、長くモノクロームをやってきた者としては、やめるにやめられない状況です。フィルムがなくなったときの方が印画紙がなくなることよりも何倍も困ります。印画紙は自分でも作れるし、実際作っている人もいます。大手のアグファやイルフォード、コダックは消えてもケントメアやフォルテやベルゲールなどの小規模感材メーカーは残るのではないかと甘い(能天気?)期待をもちつつフィルム撮影を続けております。小規模メーカーは今までも大手の影で我慢してきたし、また逆に彼らを支持する愛好者も多いわけです。デジタルの普及による影響を大手ほどには受けにくいかなという希望的観測にとどまるわけですけれど、こればかりは時が経ってみなければわかりません。ただLPを再生する道具が今でも手に入るのは、それを支持する人が存在しているからなので、そこに期待を託したいと思います。

上の写真は、困ったことにデジタルです(笑)。デジタルの比重が高まっているのは確かなんです。エプソンのK3プリンターもとっくに届いたけれど、まだ納得できないでいます。
posted by みお at 23:50| 福岡 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 銀塩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月18日

男池が洪水

 2005年7月17日、久住の黒岳登山口男池へ。いつもはプライベートの撮影に行く場所なのですが、今回は雑誌の取材を受け、ライターやカメラマン同行。つまりお仕事モードでの久住行きでした。

 久住で男池への道路が全面通行止めと書かれた看板を見て、たどり着けるだろうかと心配しましたが男池までは道がつながっていました。男池の散策場所は入場禁止、ロープが張られていました。しかし入らないわけにはいかないので、入場すると小さな橋が流されて、足首まで浸かって川を渡りました。現場は、ものすごく荒れていました。先日の雨でこの地域が洪水になったのでしょう。いろいろなものが流されていて、洪水がすごかったことが容易に想像できました。大雨で崖崩れや道路が損壊することは想像できる場所なのですが、こんな場所が洪水になるとは、私たちの想像を超えた大雨だったということになります。お仕事モードだったので、現場の撮影もしていませんが、次のショットだけご紹介。

DSC_5664.jpg


 これは何度も撮影している男池から見上げた樹木なんですけれど、洪水に気づいていないようないつもの姿をしていました。このハリアナバージョンが秋の雑誌に載る模様です。


posted by みお at 10:44| 福岡 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

今年の梅雨は

waterdrops_0384.jpg

ほとんど雨が降らず、紫陽花もツツジも可愛そうな日々が続きました。私もつゆらしいショットを撮りたかったのですが、忙しさにタイミングを逃した気がします。

上のような水玉写真はわかりやす過ぎかもしれませんが、小さな宇宙のような気もしています。レンズはマクロプラナー60ミリです。やっぱり普段携帯するには重くて大きなレンズですね。

では。生きています!って存在証明でした(笑)。
posted by みお at 00:41| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月12日

D70 MOD 雨の日のインフラレッド

A rainy day

大きめは次をご覧になってください。
http://photos21.flickr.com/24952335_02cad8a8be_o.jpg

ここんとこ大雨が続いていますが、土砂降り(って、本当に土砂が降ってきたら大変です)のなか漁港を撮ってみました。感度640で1/200 f11くらいは出るので、手持ちでも撮れるんです。ただ感度を上げたために粒子感が出ていますが、これはこれでモノクロ写真らしくて良いという考え方もあるでしょう。また感度を落として滑らかに撮ることも十分可能です。感度を上げたことによって昔の風景のようなノスタルジアを感じさせる表現になったと思っています。しかし山に生えている木々の表情が赤外線ならではです。

ついでにインフラレッドでなくても良かったのですが、次の作例(京都駅)。
Scenery of a cloud

ビルを見上げて撮れは先すぼみに写るはずですが、これを避けるため建築写真の世界ではあおりの効く大判カメラを使うのが普通です。大判カメラの後ろにデジイチをつけて撮ることも簡単に行なえますが、まだフィルムで撮られることが多いです。レンズを上にスライドさせると縦の線が傾かずに写るのです(ライズと呼んでいますけれど、ハリアナの人も知っていて欲しい)けれど、デジイチでも簡単にねつ造できます。デジイチでなくてもフォトショップで処理すれば良いので、フィルム写真や携帯デジカメ写真でもやれないことではありません。この技術は建築だけではなくて一般の風景にも応用すると面白いです。ただし、元画像が高画質でないと画質の劣化が激しくなります。

posted by みお at 01:49| 福岡 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | デジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月10日

Zeiss Makro Planner 60/2.8

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福岡は大雨警報が出ていて撮影どころではなかったのですが、夕方雨があがったので近所の運動公園へ出かけてみました。曇り空のもと条件は良くなかったのですが、カメラのテストをやっておこうと思いまして、レンズは座いす(アメリカ人はザイスと読みますね)のマクロプラナー。コンタックス使いなら泣く子も黙るというお墨付きのレンズを使用しました。これで画質の良い描写がでないときはカメラが駄目かカメラマンが下手だということになる模範的な優等生です。

曇り空のもと動く猫をMFで追いかけるのは至難の業ですが、兄弟猫の仲良しぶりは撮れたかな。ここの猫はいくつかのグループ(派閥)がありまして、このグループは人を見るとしっぽをたてて近づいてきます。散歩している犬の後ろをしっぽをたてて歩いたりもします。つまり人や犬に慣れているというか、公園で飼われているような状態なんです。ですから、こんな表情も撮れたりします。

そういえば京都の芸大の学長を梅原猛さんがつとめていた頃、学内で学生たちに飼われている犬がおりました。キャンパスで学生たちに甘えて生活するすべを知っていたオリコウさんなのですが、学生たちはその犬に「タケシ」という名前を付けて可愛がっていました。

そうそう350dの8MPは伊達じゃないですね。キヤノンさんは撮像素子を自家開発できるように努力してきたので、現在一人勝ちになっていますが、そのうち他のメーカーも追いかけるでしょう。Nikonさんやペンタックスさんも追いつきたいのでしょうが、ンニーさんが開発してくれなければどうにもならないわけです。いっそのこと10MPを採用してくれればキヤノンさんも追いかけるだろうと思うのですけれど、来年のお話でしょうか?
posted by みお at 04:34| 福岡 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | デジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月09日

京都の街角にて

FIAT

日本針穴写真協会のイベントで針穴カメラ展も開かれていたのですが、そのギャラリーの前に止まっていたフィアット。私は60年代のクルマのたたずまいがわりあい好きなんですが、アメ車を除けばまとまりが良くて落ち着いた品の良さを感じます。スペックは当時のカローラ/サニークラスとあまり変わらないかと思いますけれど、おしゃれですよね。ヘップバーンの時代を思い起こさせるものがあります。

A streetcar

京都の市電。市電が廃止されたのは78年頃だったような気がします。私も一眼レフカメラを2〜3台ぶら下げて市電を撮りにいきました。しかし、こんなに古いタイプの市電は走っていませんでした。でも京都のショールームや学校のグランドなどに市電が保存されているのには少し感動しました。これは、ひとつの文化だったわけで、私たちの記憶を呼び起こすのではないかと思います。

全てD70にて撮影。
posted by みお at 01:32| 福岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | デジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

この頃。

DSC_5120.jpg

スロー・フォトが終わって、実は地元雑誌の取材などを受けたりしておりました。サンプルの資料を準備したり、いろいろ。本当は私のことなんかよりスローフォトについて書いて欲しいと思っているのですが、地元の針穴作家紹介というコンセプトらしいです。

上の写真は針穴とは何の関係もありません。京都駅の天井をデジイチで撮ったもの。新しい駅舎はフォトジェニックですね。
posted by みお at 00:57| 福岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月04日

普通に撮る分には問題ないけれど

350d_0338.jpg


Kiss D Nの画質ですが、上はRAWで彩度低めの落ち着いた感じに現像したもので、下はお任せモードで撮ったJPG。どっちが良いかは好みの問題だけれど、RAWはどっちにも振れるだけ有利です。JPGをいじれば画質が落ちてしまいますから、RAWを原則とした方が良いといえますね。大量にバシャバシャ撮る報道の人なんかはJPGで勝負をかけますけれどもね。

ネット上やカメラ雑誌の画質評価はJPG基準で議論していたりするため私にとって参考になるものは少ないのですが、いくつかのデジイチのRAWを同じソフトで現像してみると、撮像素子による発色や階調の違いは出てきます。D60は落ち着いた濃い色合いになりやすく、350Dはあっさり目に感じられます。ノイズはD70の方が目立ちやすい。といってもアンダーを救おうとしていじるとNikonの方がノイズが目立ってくるのですけれど、極端にノイジーなわけではありません。RAWは露出をあとで救えるとはいえ、用途によっては露出をバラして撮っておく必要があるのは、全てのデジイチ共通だといえます。

上の作例、光がナローな条件なので、どんなカメラやレンズでもボロは出にくいのでテストとしては甘かったかなと思います。タムロン18-200はワイドのときの樽型収差と開放時の甘めのピントに目をつぶれば使えます。
posted by みお at 00:02| 福岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | デジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月03日

またデジイチが増えました。

私のデジイチに新顔が参入しましたので少しだけ紹介します。

mon-2.jpg

IMG_0350350d.jpg

どちらもCanon EOS 350D( Kiss D N ) +Tamron 18-200/3.5-6.3です。金曜日から北九州は大雨で、まともな撮影条件ではなかったのですが、少しだけテスト撮影してみました。銀塩時代には条件が悪くてもどっきりさせられたことがありましたが、デジタルではほぼ予想通りの描写になりますね。赤いベンチは少し彩度を上げてごまかしています。

RAW現像ソフトはフォトショップCSのCAMERARAWがKiss D Nに対応していないため、キャノンさんのソフトをインストールしてみましたが、これはひどいです。
「Digital Photo Professional」という名称はなんなのでしょう。現像時に設定できるパラメータが少なすぎるし、シャープネスの調整は保存するときにしか出来ないなんて。。結局、フォトショップのdngに変換してcamerarawで現像するか、Capture One PRO 3.7で現像することになりました。試しに絵柄モードでもテスト撮影してみましたが、コンパクトデジカメみたいなクセが出ます。ノーマルのパラメータも一般受けする方向のようですけれど。

D60より軽快に操作できるのですが、画質が少しだけ良くなったとはいえるでしょう。撮影条件にもよるでしょうけれど。
posted by みお at 05:43| 福岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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