2006年05月25日

古いレンズなのですが、

060378autotaku502-001614.jpg


 ペンタックスのAuto Takumar 55mm F2という半世紀も昔の標準レンズです。以前にもここで紹介したことがありますけれど、なかなかいい味を見せてくれます。もちろん現行の標準レンズの方がヌケやシャドーの発色も良いのですけれど、このウエットな感じが出るかというと、ニュアンスの違う表現になるでしょう。

 被写体を見せることが写真の目的だと考えることは、ごく自然な発想だと思います。しかし、気持ちを伝えることも写真の目的だという人もおられるかもしれません。克明に描写するだけが表現じゃないとは、アメリカのあるトイカメラ作家の言葉ですが、針穴やホルガに通じる考え方だろうと思います。

 私は、ホルガを体験したことがきっかけで、良い写真の意味を考え直すことになりました。たまにホルガを使ってみるとやはり楽しい。写真の原点はここにある。なんて大げさなことを言いたくなってしまいます。

 写真表現は、理屈で追い込んで行く作業と感性で磨いて行く作業とがかかわっているのでしょう。それらのとりとめのない断片(フレーズ)を採譜して行くとひとつの音楽が完成する。私はこの作業がとても好きなんだなぁと思っております。
posted by みお at 00:16| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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