2005年04月13日

シュールな針穴が続きますが

img179.jpg

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 わたしが今までに作品として発表してきたものは、シュールレアリズムの発想で撮った作品が多いのですが、なぜシュールな絵を撮りたいのかということについて書いてみます。

 ダリの作品を初めて観たのは中学生のときでした。担任が美大を出たばかりの先生で、たくさんの現代作品を紹介してくれたものです。美術館の只券なんかもときどきもらって、訳の分からない抽象作品を勝手に解釈して楽しむ術を学んだ時期でもありました。シュールレアリズムは夢の世界を描いたものだと教えていただいたのですが、フロイトの夢判断やユングの夢分析など、夢は心の中の現実を反映していて、無意識の世界をかいま見るひとつの方法でもあるといえるでしょう。あの時代の絵画運動は、深層心理学や分析心理学の成果をも表現に取り入れようとしていましたのでダリが登場したのは当然だったともいえると思います。またムンクの叫びやゴッホの狂気も同様ですね。これらを書き出すと近代西洋美術史の話になりますのでやめておきますが、わたし自身はアールヌーボーからアールデコの時代の西洋美術運動が大好きだったりします。

 写真で美術的な思想を反映できないものだろうかと思っていたときにウィン・バロックの作品と出会ったのですが、わたしはまさしくシュールレアリズムだと思いました。客観的な事実ってなんだろう、ただ上手な写真ではつまらない、と思うようになったのです。夢と現実の境目の部分を追いかけてみたいというそういう発想なんです。

 上の作品は赤外線フィルムで撮った貨車と倉庫なんですけれど、夢世界(悪夢かもしれないけれど(笑))として眺めると分かりやすいかなと思っています。
posted by みお at 23:55| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 針穴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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怖い絵
Excerpt: 「よかった、おもしろかった」という人が多い本ですが、美術について学んだことのある人にとっては、そこまでのことはないと思います。私も図書館で借りれば、十分だったなぁと思いました。怖い怖いと作者は書いてい..
Weblog: 西洋美術史のレビュー
Tracked: 2008-02-22 08:13
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